日商簿記検定
【民間資格】
企業の取引や財務状況の記録・整理・分析に必要な知識を理解し、実務で活用できる能力を評価する検定。
日商簿記検定とは
日商簿記は、会社の取引や財務状況を正しく記録・整理・分析する力を身につける資格です。
商業簿記や会計の基本から原価計算まで幅広く学べるので、税理士や経理職を目指す人はもちろん、営業職など数字に強くなりたい人にもおすすめです。
日商簿記検の取得方法
受験資格
特になし
受験方法
原価計算初級、簿記初級
ネット試験のみ対応。指定された会場と日時で受験。
3級・2級
ペーパー試験とネット試験対応。ペーパー試験の場合、年3回、指定された会場にて受験。ネット試験の場合、テストセンターで指定日を除き、ほぼ毎日受験可能。
1級
ペーパー試験のみ対応。年2回開催。
出題内容
原価計算初級
原価計算の基礎概念、利益の計画と統制、製品別(サービス別)期間損益計算
簿記初級
簿記の基本原理、期中取引の処理、月次の集計
3級
商業簿記(3題以内)
2級
商業簿記と工業簿記(原価計算を含む)5題以内
1級
商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4分野から出題
出典:1〜3級:日商簿記HP
原価計算初級:原価計算初級 出題範囲・内容
簿記初級:簿記検定試験初級 出題範囲・内容
合格基準
原価計算初級、簿記初級、初級
100点満点中70点以上
3級・2級
70点以上
1級
70点以上、ただし1科目ごとの得点は40点以上
色彩検定の難易度・合格率は?
各級の合格率は以下の通りです。
原価計算初級
89.3%(2024年4月1日~2025年3月31日)
簿記初級
57.4%(2024年4月1日~2025年3月31日)
初級
57.4%(2024年4月1日~2025年3月31日)
3級
(ネット試験)40.3% (2024年4月1日~2025年3月31日)
(ペーパー試験)42.4% (2025年6月8日)
2級
(ネット試験)35.5% (2024年4月1日~2025年3月31日)
(ペーパー試験)22.2% (2025年6月8日)
1級
14.0%(2025年6月8日)
原価計算の初級〜3級までは基礎的で取り組みやすい内容ですが、2級になると難易度が上がり、より深い理解が必要です。
1級は税理士試験の受験資格にもつながるため、将来税理士や公認会計士を目指す人は、しっかり時間を確保して準備しましょう。
出典:日商簿記HP 受験者データ
日商簿記検定の取得メリット
簿記を学ぶと、「貸借対照表」と「損益計算書」を作れるようになります。
貸借対照表は会社の資産や借金、資本金の状態をまとめた表で、損益計算書は一定期間のお金の使い方やもうけを示す表です。これらを使えば会社の経営状態がすぐにわかり、銀行からお金を借りたり、取引先との信頼を築くのにも役立ちます。簿記は、お金の流れを管理するための大切なスキルです。
日商簿記検定を活かせる仕事
- 公認会計士:企業や団体のお金の流れや決算書が正しく作成されているかをチェックし、その内容が信頼できることを証明する専門家
- 税理士:企業や個人の税金に関する相談に応じ、申告書の作成や税務手続きをサポートする専門家
- 銀行員:預金の窓口対応や預金・融資・為替・証券に関する事務、ATMの入出金や振込業務などを行う職業
- 企業の経理・財務担当:企業のお金の流れを把握・管理し、経営に必要な情報を整理する業務を担当する人
色彩検定を目指せる学科
一人前のビジネスパーソンに向けての資格取得や、現役の経営者やプロのコンサルタントから直接学ぶことができる経営学科。
ファイナンシャル・プランニング技能検定や宅地建物取引士など、就職に有利な資格の取得を目指せる!







